グランプリで使わなかったデッキの話。
2016年5月10日 Magic: The Gathering調整を続けていた青緑軸のバントカンパニー(?)
GP本戦では緑黒ハスクをメタるカリタスがかなりの数のデッキに入ってくることが予想され、メタ外を持ち込むのについででメタられるというつらみから使用を断念しました。
リストは以下
デンプロラプターという今となっては懐かしい大変異パッケージを利用。
ラプターが何度でも墓地から生き返るため消耗戦に強く、バントカンパニーが苦手とすると言われている白単人間に対しても相打ちと蘇生を繰り返すことでメインから受け切れるという強みがある。対コントロールでの強さは言わずもがな。
ラプターによって3ターン目までの緑ダブルシンボルを要求されるため、マナ基盤でミシュランが取れてアンタップインのダメランもある青緑を軸に据える形に。
スタンダードを定義する二大生物といって過言でない対アヴァシンおよびカリタスについては、オジュタイの命令とシルムガルの魔術師によって「戦場に出させない」というプランを取る。当然、構える動きが多くなるためクロックパーミッションに近い挙動を取るデッキであると言える。
5ターン目以降の3+2、3+3などの2アクションによって常にインスタントタイミングで動く準備をしながらゲームを運んでいく。
多めに積まれたオジュタイの命令はカウンター以外にもインスタントで生物を展開する手段にもなる。森の代言者を釣りたいんじゃ。
謎に1枚挿しされている岸砕きの精霊はバントカンパニーにとって最大のガンであるチャンドラや衰滅を躱せるだけでなく、在りし日の高原の狩りの達人よろしくクルクルしてアドバンテージを稼いでいくこともできる。クソみたいな色拘束のせいでオープンハンドにやってくると普通にキレそうになるけど対コントロールでの信頼度は絶大。
以下、サイドボーディング。
◆バントカンパニー
-2 跳ねる混成体
-1 オジュタイの命令
+2 層雲の踊り手
+1 龍王ドロモカ
デンプロラプターが回れば勝てるため概ね有利。
大変異要素を増やす及び相手のカンパニーを消すなどで踊り手をサイドイン。
3マナ以下の生物が中心でしかもカンパニーから出てくるからオジュタイコマンドは減らす。
龍王ドロモカは裏返ったアヴァシンに一方取れる最強サイズなので最強(思考停止)
◆白単人間
-1 岸砕きの精霊
-1 シルムガルの魔術師
-3 オジュタイの命令
+3 放浪する森林
+2 悲劇的な傲慢
全力でライフを守って相手が息切れしたら攻める。
ドブンされなければだいたい受け切れる。やっぱりデンプロラプターなのである。
やはりカウンターが弱いマッチアップなため減らしていくスタイル。
放浪する森林は乙女座のシャカ最大の奥義、天舞宝輪。攻防一体の布陣。
◆ランプ
-4 ドロモカの命令
-1 シルムガルの魔術師
-1 オジュタイの命令
+2 意思の激突
+4 否認
メインは全力で殴って間に合わなかったら負け。
サイド後は全力でカウンター構えて間に合わせなかったら勝ち。
◆緑白トークン
-4 跳ねる混成体
-1 岸砕きの精霊
-4 集合する中隊
-1 オジュタイの命令
+4 否認
+3 放浪する森林
+2 悲劇的な傲慢
+1 龍王ドロモカ
こっちが展開しながら相手にチャンプブロックを繰り返させていくゲーム運びが理想。
キーになるのはデンプロの回避能力。
アヴァシン以外で相手のインスタントでの動きはないため、サイド後はカンパニーによる奇襲は捨てる。
しんどいマッチアップではあるが、やりようによっては戦えないということはない。けどやっぱりしんどい。
◆黒緑ハスク
-1 岸砕きの精霊
-4 跳ねる混成体
-3 オジュタイの命令
+2 層雲の踊り手
+3 放浪する森林
+2 悲劇的な傲慢
+1 龍王ドロモカ
メインは相手のズーラポートよりも多くドロコマを引いて全員殺せたらワンチャン。
でもハスク使う人って体感で10枚デッキに入ってんじゃねーかってくらいズーラポート固め引くんだよな……
先手だとあっさり殴り切れることもたまにあるけど、基本めっちゃしんどい。
実は地下墓地の選別者はなるべくカウンターしたい。あいつうざすぎ。
◆黒緑系ミッドレンジ
-2 ドロモカの命令
+1 進化の飛躍
+1 龍王ドロモカ
カリタスが生き残ると負ける。反射魔導士とカウンターで誤魔化しながら、稼いだテンポで追い込んでいく。
デンプロラプターが機能すればこっちの土俵に持ち込めるため、これを目指す。
忘れた頃に出てくる岸砕きの精霊が輝くマッチアップ。とにかくカリタスを許さない。
◆白黒ミッドレンジ
-4 ドロモカの命令
-1 跳ねる混成体
+4 否認
+1 進化の飛躍
結局、小物が横に並ぶとしんどいわけよ。荒野の確保からオーメンダールとかいうアレな。
基本的に自分よりも遅いデッキ相手にはデンプロラプターを回すのが必須。やっぱりカリタスは絶許。
◆黒緑季節コントロール
-4 ドロモカの命令
-2 跳ねる混成体
-1 オジュタイの命令
+4 否認
+2 層雲の踊り手
+1 進化の飛躍
カリタスうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
◆たまにいるエルドラージ系デッキ
1枚も変えなくてもいいんじゃない?(適当)
エルドラージにはオジュタイの命令とシルムガルの魔術師が劇的に刺さるからそのままでもサイド後も勝てちゃうよ?
結局カリタスがしんどいっちゅーわけで、直前のPPTQでスルタイ系のミッドレンジの多さを見たのと、○れる屋でカリタスが5kになったことからGP東京が春の大カリタス祭になることが想像に難くなかった僕はオリジナルデッキでグランプリを席巻する夢を捨てましたとさ。おしまい。
とはいえせっかくだから文字にして残しておこうという魂胆である。貧乏だからね。もったいない精神なのだよ。
GP本戦では緑黒ハスクをメタるカリタスがかなりの数のデッキに入ってくることが予想され、メタ外を持ち込むのについででメタられるというつらみから使用を断念しました。
リストは以下
"AK Company"
Main Deck (60)
Creatures (24)
4 Den Protector
4 Sylvan Advocate
1 Shorecrasher Elemental
3 Silumgar Sorcerer
4 Bounding Krasis
4 Deathmist Raptor
4 Reflector Mage
Spells (11)
4 Dromoka’s Command
3 Ojutai’s Command
4 Collected Company
Lands (25)
2 Plains
3 Canopy Vista
3 Forest
3 Island
3 Lumbering Falls
3 Prairie Stream
4 Evolving Wilds
4 Yavimaya Coast
Sideboard (15)
2 Clash of Wills
1 Evolutionary Leap
2 Stratus Dancer
4 Negate
3 Woodland Wanderer
2 Tragic Arrogance
1 Dragonlord Dromoka
デンプロラプターという今となっては懐かしい大変異パッケージを利用。
ラプターが何度でも墓地から生き返るため消耗戦に強く、バントカンパニーが苦手とすると言われている白単人間に対しても相打ちと蘇生を繰り返すことでメインから受け切れるという強みがある。対コントロールでの強さは言わずもがな。
ラプターによって3ターン目までの緑ダブルシンボルを要求されるため、マナ基盤でミシュランが取れてアンタップインのダメランもある青緑を軸に据える形に。
スタンダードを定義する二大生物といって過言でない対アヴァシンおよびカリタスについては、オジュタイの命令とシルムガルの魔術師によって「戦場に出させない」というプランを取る。当然、構える動きが多くなるためクロックパーミッションに近い挙動を取るデッキであると言える。
5ターン目以降の3+2、3+3などの2アクションによって常にインスタントタイミングで動く準備をしながらゲームを運んでいく。
多めに積まれたオジュタイの命令はカウンター以外にもインスタントで生物を展開する手段にもなる。森の代言者を釣りたいんじゃ。
謎に1枚挿しされている岸砕きの精霊はバントカンパニーにとって最大のガンであるチャンドラや衰滅を躱せるだけでなく、在りし日の高原の狩りの達人よろしくクルクルしてアドバンテージを稼いでいくこともできる。クソみたいな色拘束のせいでオープンハンドにやってくると普通にキレそうになるけど対コントロールでの信頼度は絶大。
以下、サイドボーディング。
◆バントカンパニー
-2 跳ねる混成体
-1 オジュタイの命令
+2 層雲の踊り手
+1 龍王ドロモカ
デンプロラプターが回れば勝てるため概ね有利。
大変異要素を増やす及び相手のカンパニーを消すなどで踊り手をサイドイン。
3マナ以下の生物が中心でしかもカンパニーから出てくるからオジュタイコマンドは減らす。
龍王ドロモカは裏返ったアヴァシンに一方取れる最強サイズなので最強(思考停止)
◆白単人間
-1 岸砕きの精霊
-1 シルムガルの魔術師
-3 オジュタイの命令
+3 放浪する森林
+2 悲劇的な傲慢
全力でライフを守って相手が息切れしたら攻める。
ドブンされなければだいたい受け切れる。やっぱりデンプロラプターなのである。
やはりカウンターが弱いマッチアップなため減らしていくスタイル。
放浪する森林は乙女座のシャカ最大の奥義、天舞宝輪。攻防一体の布陣。
◆ランプ
-4 ドロモカの命令
-1 シルムガルの魔術師
-1 オジュタイの命令
+2 意思の激突
+4 否認
メインは全力で殴って間に合わなかったら負け。
サイド後は全力でカウンター構えて間に合わせなかったら勝ち。
◆緑白トークン
-4 跳ねる混成体
-1 岸砕きの精霊
-4 集合する中隊
-1 オジュタイの命令
+4 否認
+3 放浪する森林
+2 悲劇的な傲慢
+1 龍王ドロモカ
こっちが展開しながら相手にチャンプブロックを繰り返させていくゲーム運びが理想。
キーになるのはデンプロの回避能力。
アヴァシン以外で相手のインスタントでの動きはないため、サイド後はカンパニーによる奇襲は捨てる。
しんどいマッチアップではあるが、やりようによっては戦えないということはない。けどやっぱりしんどい。
◆黒緑ハスク
-1 岸砕きの精霊
-4 跳ねる混成体
-3 オジュタイの命令
+2 層雲の踊り手
+3 放浪する森林
+2 悲劇的な傲慢
+1 龍王ドロモカ
メインは相手のズーラポートよりも多くドロコマを引いて全員殺せたらワンチャン。
でもハスク使う人って体感で10枚デッキに入ってんじゃねーかってくらいズーラポート固め引くんだよな……
先手だとあっさり殴り切れることもたまにあるけど、基本めっちゃしんどい。
実は地下墓地の選別者はなるべくカウンターしたい。あいつうざすぎ。
◆黒緑系ミッドレンジ
-2 ドロモカの命令
+1 進化の飛躍
+1 龍王ドロモカ
カリタスが生き残ると負ける。反射魔導士とカウンターで誤魔化しながら、稼いだテンポで追い込んでいく。
デンプロラプターが機能すればこっちの土俵に持ち込めるため、これを目指す。
忘れた頃に出てくる岸砕きの精霊が輝くマッチアップ。とにかくカリタスを許さない。
◆白黒ミッドレンジ
-4 ドロモカの命令
-1 跳ねる混成体
+4 否認
+1 進化の飛躍
結局、小物が横に並ぶとしんどいわけよ。荒野の確保からオーメンダールとかいうアレな。
基本的に自分よりも遅いデッキ相手にはデンプロラプターを回すのが必須。やっぱりカリタスは絶許。
◆黒緑季節コントロール
-4 ドロモカの命令
-2 跳ねる混成体
-1 オジュタイの命令
+4 否認
+2 層雲の踊り手
+1 進化の飛躍
カリタスうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
◆たまにいるエルドラージ系デッキ
1枚も変えなくてもいいんじゃない?(適当)
エルドラージにはオジュタイの命令とシルムガルの魔術師が劇的に刺さるからそのままでもサイド後も勝てちゃうよ?
結局カリタスがしんどいっちゅーわけで、直前のPPTQでスルタイ系のミッドレンジの多さを見たのと、○れる屋でカリタスが5kになったことからGP東京が春の大カリタス祭になることが想像に難くなかった僕はオリジナルデッキでグランプリを席巻する夢を捨てましたとさ。おしまい。
とはいえせっかくだから文字にして残しておこうという魂胆である。貧乏だからね。もったいない精神なのだよ。
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