前回:http://shichibuzaki.diarynote.jp/201704080257038880/

あれから1年。
念願のPPTQ突破も果たした。マジックの腕は随分上がった手応えもある。しかし、デッキビルダーとしての僕は、過去の自分自身を超えられないでいた。

誰も考えもしなかった、いや、もしかしたら誰かが考えていたかも知れないが実践されはしなかったコンボ。4枚積みが並ぶ整然としたメインボードと、対称的に全て1枚挿しの多色カードという汚すぎるサイドボードが織りなすコントラスト。手前味噌だが、今見ても惚れ惚れしてしまう75枚なのだ。
最初、デッキリストに唯々諾々を入れることはしなかった。(中略/Syncopate)蛮勇であるというのは言うまでもないだろう。

1年前の僕は、唯々諾々を使わないことを蛮勇だと書いた。だが、ルールは変わった。今や僕というマジックプレイヤーを象徴するデッキを「完成」させるためには、蛮勇に挑まなければならないのだ。

ロナス最後の抵抗を軸に据え、頑固な否認やサイドボードの神秘的発生による打ち消しでクロックパーミッション戦略を取る。これが新たな「蛇ん詰め脳」の船出となった。
そしてカードが蛮勇に挑む僕に応えてくれた。《首謀者の収得/Mastermind’s Acquisition》を使うことで、願いを四枚しか使えないというデッキの構造上の弱点が補われた。ドミナリアで収録される《巻き戻し/Unwind》は、クロックパーミッションという戦略に合致するうえ、瓶詰め脳から唱えることでマナを増やしたり、ロナス最後の抵抗のデメリットを帳消しにしてくれる。
パズルの欠片が、少しずつ埋まっていく。足掻き続けてやろうじゃないか。

さあ、第二章の幕開けだ。
https://www.mtggoldfish.com/deck/1027105#online

コメント

twelve
2018年4月10日12:36

どこでこの美しいデッキと戦えるんですか?(興奮)

えーけー
2018年4月10日23:08

紙のカードも集め始めたのでそのうちどこかの大会に行くと思います

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