サイクリングコンボ考①
2018年6月15日 Magic: The Gathering コメント (2)RPTQという目標に向けての1か月弱の調整について書き残しておこうと思って。
1.邂逅
GWは青黒ミッドレンジでかなり勝たせてもらってた僕が青黒を諦める契機になったのが赤黒機体(というか、ゴブリンの鎖回し)の隆盛、そこで色々試してたどり着いたのがサイクリングコンボだった。
マナ加速次第で最速5ターンキルが可能であり、赤黒機体はそのデッキ性質上キルターンが5を下回ることはまずない(カーンやチャンドラといったアドバンテージ獲得手段が4マナ域に鎮座していることがその何よりの証左だ)ため、環境最強のアグロデッキを超える速度のコンボデッキになり得ると考えたわけだ。
そしてGPバーミンガムの結果もまた、赤黒機体の隆盛を示した。この今こそが「使い時」だということを確信した。
浅原晃氏によって衝撃的なデビューをしたサイクリングコンボだったが、デッキリストを検索してみると割と最近に至るまで長く細々と結果を残しているようだった。コピーから入りつつ、調整を開始した。
2.調整
前述したように、サイクリングコンボの最大の魅力は5ターンキルだ。そのため5ターンキルの期待値が最大となるような構築を目指した。5ターンキルに必要なのは、土地5枚(うちアンタップインが2枚)、マナ加速手段、新たな視点、手札4枚。
ここでポイントになるのは、5ターンキルに必要なカードのほとんどが土地であり、また手札枚数の都合上マリガンができないということ。このふたつの事実は、マリガンのリスクを下げながらコンボパーツにもなり得る土地の増量がもっとも理に適っているという結論を導く。
また、先手でマナ加速を行うと5ターン目に引ける枚数が11枚、マナを出すために6枚、新たな視点で1枚となるため、5ターンキルを実現するためにはマナ加速以外の呪文を唱えることができない。つまり、先手を取って最速でコンボを決めに行く限りはコンボ成立以外のスペルはなんでもいいのだ。
打ち消しや除去といったコンボ以外の不純物はメインボードには不要で、土地を積めるだけ積む。サイクリングコンボの新たな概形が完成した。
3.デッキリスト解説
◆土地28枚
サイクリング土地16枚に基本土地10枚を含むアンタップイン土地12枚。
サイクリングランドはRPTQの色配分の兼ね合いもあるので、普通に使うなら砂漠の出番はないかな。
基本土地はオオトカゲのサイクリングで持ってこれるようになるべく多く取りたい。新たな視点を置いた後は2マナの確保が最初のポイントになるため、基本土地が切れてしまうと笑えない。
霊気拠点なんか積んでるヤツはニワカだよ。ハッキリ言って。
◆マナ加速10枚
4ターン目までに安定して1回はマナ加速したいので10枚。
◆副陽の接近、投げ飛ばし
メインの勝ち手段は副陽の接近と投げ飛ばしの2通り。投げ飛ばしは某スラムダンク兄貴に教わったが、何より勝利に必要なマナの少なさが最大の魅力。優先権をパスせずに決めたりインスタントタイミングで決めたりと相手の対処を想定してテクニカルに動けるのも分からん殺し系クソローグとしては高評価ポイント。
副陽の接近は雑に2回打って適当に勝つ場面もあり、サイド後には増量して副陽ランプとしても立ち回れるように。2種類の勝ち手段を搭載しているため、ドレインエンチャントは不採用。
コンボを決める条件を揃える、コンボスタートするまで生き延びるという2つだけが目的だから言うことが少ない。ゲーム中にやることも少ない。構築段階では頭使ったけど実戦はほぼ作業。そんなデッキ。
1.邂逅
GWは青黒ミッドレンジでかなり勝たせてもらってた僕が青黒を諦める契機になったのが赤黒機体(というか、ゴブリンの鎖回し)の隆盛、そこで色々試してたどり着いたのがサイクリングコンボだった。
マナ加速次第で最速5ターンキルが可能であり、赤黒機体はそのデッキ性質上キルターンが5を下回ることはまずない(カーンやチャンドラといったアドバンテージ獲得手段が4マナ域に鎮座していることがその何よりの証左だ)ため、環境最強のアグロデッキを超える速度のコンボデッキになり得ると考えたわけだ。
そしてGPバーミンガムの結果もまた、赤黒機体の隆盛を示した。この今こそが「使い時」だということを確信した。
浅原晃氏によって衝撃的なデビューをしたサイクリングコンボだったが、デッキリストを検索してみると割と最近に至るまで長く細々と結果を残しているようだった。コピーから入りつつ、調整を開始した。
2.調整
前述したように、サイクリングコンボの最大の魅力は5ターンキルだ。そのため5ターンキルの期待値が最大となるような構築を目指した。5ターンキルに必要なのは、土地5枚(うちアンタップインが2枚)、マナ加速手段、新たな視点、手札4枚。
ここでポイントになるのは、5ターンキルに必要なカードのほとんどが土地であり、また手札枚数の都合上マリガンができないということ。このふたつの事実は、マリガンのリスクを下げながらコンボパーツにもなり得る土地の増量がもっとも理に適っているという結論を導く。
また、先手でマナ加速を行うと5ターン目に引ける枚数が11枚、マナを出すために6枚、新たな視点で1枚となるため、5ターンキルを実現するためにはマナ加速以外の呪文を唱えることができない。つまり、先手を取って最速でコンボを決めに行く限りはコンボ成立以外のスペルはなんでもいいのだ。
打ち消しや除去といったコンボ以外の不純物はメインボードには不要で、土地を積めるだけ積む。サイクリングコンボの新たな概形が完成した。
3.デッキリスト解説
"Cycling Combo"
12 Creatures
4 Shefet Monitor
4 Vile Manifestation
4 Vizier of Tumbling Sands
20 Spells
1 Approach of the Second Sun
2 Beneath the Sands
1 Fling
4 Gift of Paradise
4 Haze of Pollen
4 New Perspectives
4 Shadow of the Grave
28 Lands
2 Desert of the Indomitable
2 Desert of the Mindful
4 Fetid Pools
3 Forest
2 Hinterland Harbor
2 Island
1 Mountain
1 Plains
4 Scattered Groves
4 Sheltered Thicket
3 Swamp
SB:
2 Approach of the Second Sun
2 Blink of an Eye
2 Bontu’s Last Reckoning
4 Carnage Tyrant
3 Lay Bare the Heart
2 The Locust God
◆土地28枚
サイクリング土地16枚に基本土地10枚を含むアンタップイン土地12枚。
サイクリングランドはRPTQの色配分の兼ね合いもあるので、普通に使うなら砂漠の出番はないかな。
基本土地はオオトカゲのサイクリングで持ってこれるようになるべく多く取りたい。新たな視点を置いた後は2マナの確保が最初のポイントになるため、基本土地が切れてしまうと笑えない。
霊気拠点なんか積んでるヤツはニワカだよ。ハッキリ言って。
◆マナ加速10枚
4ターン目までに安定して1回はマナ加速したいので10枚。
◆副陽の接近、投げ飛ばし
メインの勝ち手段は副陽の接近と投げ飛ばしの2通り。投げ飛ばしは某スラムダンク兄貴に教わったが、何より勝利に必要なマナの少なさが最大の魅力。優先権をパスせずに決めたりインスタントタイミングで決めたりと相手の対処を想定してテクニカルに動けるのも分からん殺し系クソローグとしては高評価ポイント。
副陽の接近は雑に2回打って適当に勝つ場面もあり、サイド後には増量して副陽ランプとしても立ち回れるように。2種類の勝ち手段を搭載しているため、ドレインエンチャントは不採用。
コンボを決める条件を揃える、コンボスタートするまで生き延びるという2つだけが目的だから言うことが少ない。ゲーム中にやることも少ない。構築段階では頭使ったけど実戦はほぼ作業。そんなデッキ。
コメント
オオトカゲガチャガチャでも楽園の贈り物でも5色のマナが出せるので5色土地を無理して入れる必要もないですし。